
資格の活用法
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【プロフィール】 |
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金子 : 私は公認会計士になりたかったのではなく、経営コンサルタントになりたかったんですよ。大学卒業後は日本航空に入社し、そこで6年近くSE(システムエン ジニア)をやっていました。しかし、サラリーマン社会の不条理をたくさん経験し、その不条理を何とか変えたいという思いからコンサルタントになりたいと 思ったんです。そのために必要なスキルを考えたとき、自分はITの仕事はやってきたから、これに数字の専門性が加わればイケるんじゃないかと思ったわけです。 児島 : 公認会計士って、私の友人にもいますが、めちゃくちゃ難しい試験ですよね? 金子 : 確かにそうですね。私が合格した頃は合格率は6%ほどですね。しかも、私の場合は働きながらだったのでなおさら大変でしたね。 児島 :6%ですか!?よくそんな超難関試験に働きながら合格されましたよね!
金子 : 努力は陰でするものだと思って入るので、それを人に話すのは本当は私の美学に反するんですが(笑)、実際のところ死ぬほど勉強しましたね。行き帰りの電車の中ではもちろん、昼休みもさっと食事を取って、後はトイレにこもって勉強していました。食事、入浴、睡眠以外の時間はすべて勉強に充てている感じでしたね。 児島 : そこまで先生が頑張れた原動力はなんでしょう?
児島 : 明確にやりたいこと…、それはなんですか? 金子 : 経営コンサルタントになりたかったということです。さらにその先には、独立したいという強い思いもありました。勉強を始める時点でそこまで具体的に思い描いていましたね。 児島 : なるほど。 金子 : よく資格を取ることが自体が目的になっている人がいますが、私は資格を取ることが目的ではなく、その資格を使うことが目的でした。先ほども申し上げたとお り、私は経営コンサルタントになりたいというのがそもそもの思いだったわけですが、具体的にどうすればいいのかよく分らない。そこで、まずコンサルティン グという業界を調べたんですね。世界的な大手コンサルティング会社の歴史をたどってみたら、最初は会計事務所だったものが、ITの領域に業務を拡張するこ とによって世界的なコンサルティング会社に成長していったことを知ったんです。自分にはITのスキルは既にあるので、順番は逆になるけれども、会計のスキ ルを付ければいいんじゃないかと思ったんですね。さらに、独立という夢の実現のためにも公認会計士がいいと考えました。経営コンサルタントになるには、む しろMBA(Master of Business Administration:経営学修士)の方が普通です。でも、この日本という国で独立するためには「看板」が必要なんですよね。グローバルで見た ら、MBAの方が間違いなくウケはいいはずですが、「MBA」ではアポも取れないし、お金も借りられない。そもそも名刺にも「MBAホルダー」なんて入れ ないでしょ(笑)。これが公認会計士だと、名刺には当然書くし、アポも取れる。お金なんて、「この銀行、私の収入本当に分ってるのかな?」と思うくらい貸 してくれますよ(笑)。そういう意味では、「経営コンサルタント、そして独立」という夢の実現のために、私はかなり戦略的に自分のスキルセットを考えまし たし、その中で公認会計士という資格をあくまで手段として考えたんですね。
金子 : そうです。公認会計士という資格が欲しくてなった人のほとんどは監査という仕事をしますが、監査は華やかな仕事ではありません。それで、若い公認会計士の 多くは「こんなはずじゃなかった」ということをよく言いますが、私に言わせれば当然です。「公認会計士になった後、何をしたいのか」という人生にとって最 も重要なことを真剣に考えずに、公認会計士という資格を取ること自体が目的になってしまっていたんでしょうから。私はそもそも監査の世界でずっと生きてい くつもりはなかったですし、監査という仕事をその後につながるステップの一つと思っていましたので、全然苦になりませんでした。 児島 :なるほど。メディセレには「薬剤師」という資格を取ろうと学生が集まってきてくれるのですが、私は「国家試験に合格することが目的ではなく、社会で活躍で きる薬剤師になることが目的である」とよく言います。また、社会で活躍している薬剤師の話をして、学生にモデリングさせたり、私から社会で薬剤師としてど んな活躍の仕方があるのかという薬剤師のプロモーションもしています。それで学生のモチベーションが上がれば良いなと思っているのですが…。 金子 : それは有効な方法ですよ。モチベーションも上がるでしょうね。もともと私は薬剤師という職業の重要性はもっと認知されてしかるべきだと思ってるんですよ。 少なくとも私は、薬のことに関しては医師よりも薬剤師の方がはるかに信頼しています。そう意味では、薬剤師の認知度を上げるためのマーケティングというか プロモーションのようなことをもっとやるべきなんでしょうね。さすが児島さん!まさにMBAで学んだ成果を使っていますね。 児島 :まだ、なんちゃってMBAなんですけれど。(苦笑) 金子 : 必要なことですよね。ぜひ頑張って欲しいと思います。 児島 :「人生に無駄な経験はない」ですよね?
児島 :先生、ところで、経営コンサルタントって一言で言えばどんなお仕事なんですか? 金子 : いろんな言い方があると思いますけど、私は、会社のみんなにいかに意味のある行動をしてもらうかを考え、示し、そして行動してもらう仕事だと思いますね。 児島 :ふぅ~ん。 金子 : あ、わかってないでしょ。児島さん、わかりやすいですよね。(笑)
金子 : 「遊ぶこと」を大切にするってことですかね。 児島 :「遊ぶこと」ですか? 金子 : だって、みんな遊ぶの好きでしょ?好きなことなんだから頭ではなく心で会話することができますし、人間の幅も広げるしね。遊びは重要ですよ。私の親しい仲間内では、「仕事を理由に遊びの予定をキャンセルすることは最もカッコ悪いことである」という不文律があるくらいです。 児島 :遊びから学ぶ・・・ですね。先生は合気道、テニス、ゴルフとスポーツ万能ですものね。 金子 : 税理士会では野球の主力選手でもあります。そう意味ではすごい人間力ですよね(笑)。でも間違わないで欲しいのは、遊ぶこと「も」必要だということです。常に人より勉強する、し続けることはプロフェッショナルにとっては当然の前提です。 児島 :なるほど。では、先生、最後に薬学生、薬剤師の人たちに一言お願いします。 金子 : 税「プロフェッショナル」として、一生勉強しましょう。それがプロフェッショナルとしての最低限の責務です。その上で「よく学びよく遊べ」ですね。 児島 :先生、ありがとうございました。 資料提供:薬剤師国家試験 予備校 Medisere(メディセレ) |